机周りの配置について

 部屋の模様替えをした。

 現在僕が使っている部屋は、広さは六畳であり、家具は机、本棚、タンス。僕専用の部屋という訳ではなく、僕と家族が一人の計二人が布団を床に敷いて寝ている。部屋に他に部屋にはクロスバイクや自転車がある。

 模様替えをした理由は、第一に、今までの配置だと部屋から自転車を出すのが大変だということ。さらに、本棚の前に自転車が置いてあるので、気軽に本を取り出せないというのも大きな問題だった。

 で、模様替え後の配置をここで詳述する程、やる気も無いし文章技術も無いので省略するが、とにかく模様替えは完了した。のだが、これでよかったのか、と悩んでいることがある。

 自転車を出せない問題はとりあえず解決したのだが、問題は本棚の方。

 机の正面に本棚を配置したのである。

 机の前に本棚を置くと、机の作りと棚板の位置的に、どうしても本を取り出せない棚が出てくるが、元々全く読む機会がない本やアルバムが収納されていたので、そのような読まない本やアルバムを、取り出せない棚に割り当てれば、支障はないのではないだろうか、と考えた。

 そして実際に、本棚を机の前に置いてみた。置いてみたところ、なんだか見栄えがとても良くなった。まるで、夕方のニュース番組で、なにかしらの意見を求められた専門家が、本棚を前にしてしゃべっている映像のような、そんな感じの風情が出た気がしたのである。

 しかし、である。個人的には良くなった気がするのだが、ふと気になって、ネットで机の配置について調べてみたら、「机の前に本棚を置くのはよくない」「机の後ろは壁にした方が良い」という意見が出てきたのである。

 その理由はそれぞれ「机の前に物を置くと集中できない」「机の後ろに壁があると安心感があって集中できる」というもの。確かに的を射ている気がする。

 かといって、本棚を動かすのには、およそ一時間半の時間と労力を要したので、ぶっちゃけもっかい動かすのはダルい。ダルくて仕方ねぇ。

 というのが目下の悩み。小さい悩みである。

 ただ、本棚が目の前にあるというのは、気が向いたら読書ができて、最近読書から離れ気味であった僕にはちょうどいいんじゃないかとも思う。

 とりあえず、なんとなく集中しづらい、みたいな具体的症状が出ないうちはこのままで行こうと思う。果たしてみんなの机周りはどんな感じなのだろうか。