そいつはやってくる。ハイスピードでやってくる。抵抗しては行けない。
大丈夫だ。受け入れることが出来る。受け入れることが出来るからこそ、人間なのである。
そもそも、受け入れることのなにが悪いのだ。全部、自分のものにしてしまえばいいじゃないか。それが人間の器量というものだ。
だがどうしても、受け入れられないものがやってくるときがある。それは銀色の夜にやってくる。夏みかんに乗ってやってくる。気持ちいい音色でやってくる。
そんなときは、蓋をしてしまえばいい。鍵をしてしまえばいいのである。そうすれば全部同じだ。魔法のようなものだ。
袋の口を閉じる。どうして袋なのだろう?どうして口なのだろう?疑問は尽きなかったし、それはこれからも変わらないだろう。でも、ドリルがあれば、30%くらいは何とかなるはずだ。イタリアだ。