二律背反、自律神経、都市伝説。

 Kチェアに座り、膝の上にMacBook Airを置いてブログを書いている。どうもしっくりこない。どうしても背筋が曲がる。

 書くことに集中しようとすると、どうしても姿勢が悪くなる。かといって良い姿勢で座ろうとすると、今度は書くことに集中できない。二律背反。

 そもそも、ノートパソコンというモノ自体が、どうやったって人間の身体にフィットしない構造をしているのである。画面とキーボードが近すぎる。画面は目線の先、キーボードは腕を真っ直ぐおろした時の肘のあたりの高さにあるのが理想。


 昔はアクセス数を増やしたいと思ってブログを書いていた。だから、Google検索で引っかかりやすそうなテーマを選んでいた。

 最近は、フツーに思ったことを書くのが楽しい。でもフツーに思ったことを書くだけだとアクセス数は増えない。二項対立。


 腹式呼吸をすると自律神経のバランスが整う、という話をたまに目にする。

 確かに実感として、なんとなく調子が悪い時に横隔膜を意識して呼吸をすると気分がリラックスする、ということはある。

 しかし、そもそも自律神経ってなんなんだろう。少なくとも、目に見える部位ではないらしい。

 コトが目に見えないこととなると、どうもオカルトちっくなことを言い出す人たちが現れる。検索すると、呼吸で生命エネルギーがどうとか、細胞がかんとか言っているWebサイトがすぐに見つかる。ジョジョか。

 なんかの本で読んだが、呼吸というのは確かにやりようによって人体に深く働きかけることが可能だが、まかり間違うと洗脳に使われたりする恐れもある、らしい。

 あくまでも噂だが、大学で無料のヨガ教室を開き、そこに来た人をカルト教団に勧誘する、なんていう事例もあるらしい。怖い。


 その話と関係あるのかないのか自分でもよくわからないが、『ミックスボイス』という用語が、ネット上で、というか主に2ちゃんのカラオケ板で使われている。

 なんでも、裏声に地声成分を混ぜることで、誰でも高い声を楽に出せるらしい。また、プロのアーティストは全員ミックスボイスを習得している、らしい。

 ほんとにそんなもんがあるんだろうか。個人的にはかなり懐疑的である。

 なぜかといえば、最大の理由は、「コレがミックスボイスです!」と胸を張って自分の声をアップロードしている人がいないからである。

 探せども探せども、結局どれがミックスボイスなのか、さっぱりわからない。むしろ謎が深まっていく。まるで「鮫島事件」。ミックスボイスなんて単なる都市伝説なのではないだろうか。


 と、いつも以上にとりとめのない感じになったところで今日の日記は終わり。