ブログを書きたい。でも書きたくない。

 ブログを書きたい。でもブログを書きたくない。この相反する気持ち。アイワナクライ。アンドラブイズオールユーニード。グッバイ。グッバイじゃねぇよ。

 と、またしてものっけから錯乱しているが、なにを言いたいかというと、まず前提として、ブログを書くのは楽しい。そのとき起こったことや自分の思ったことをひとまとまりの文章にできると、他では得難い達成感が得られるし、自分のことを文章で表現できると、なんだか自分自身を客観視できているような気分になる。そんなのはもちろん錯覚にすぎないのだけれど、でも気分って大事だよ。間違いなく。

 でもその一方で、ブログを書くのはシンドい。文章を書くためには、まずテーマを見つけて、そこからなにをどう書くか具体的に考えて、さらにそれを文章として出力するためにキーボードを叩き、さらにそれを自分で読んで整えたりする必要がある。すごく遠回り。ドラクエ1くらいの遠回り。

 ブログを書くモチベーションというのは「こんなことを書きたい!」と思いついた瞬間にピークを迎える。それ以降は、思いついたことを形にするための「作業」的な側面を多かれ少なかれ帯びることとなる。いずれは、脳にプラグを差し込むだけで「こんなことを書きたい!」をそのまま自動で文章化してくれるマッシーンが開発されてくれればいいな、などと甘えたことを考えている。

 とはいっても自分の場合、「とりあえず書き始めてみて、内容は書きながら考えよう」というケースもよくある。今書いてるコレもその部類に入る。見切り発車である。適当にゴールド渡しとけばりゅうおう倒してくれんじゃね?的な考えがミエミエだったドラクエ1の王様並みの見切り発車である。

 今日は本当は他に書きたいことがあったんだけど、今からそれを書き始めたら寝る時間が遅くなってしまい、生活リズムが乱れる恐れがあるゆえに、こんな文章を書いている。書きたいのに書けない、というこの気持ちもまたもどかしい。だったらさっさと寝て早起きして書けよ、と思ったアナタ。アナタは正しい。しかし正しいからといって直ちにそれを成せるというわけではないのが人間の困った性質なのである。

 ラジオを聞いていると、しゃべるのは書くのより楽そうだな、と一瞬思うこともあるが、ラジオだって台本を書く人がいたり、打ち合わせをやったりしていろいろ大変なのだろう。

 ブログをちゃんと書き始めてからもう5年くらい経つ。その前はmixiで知り合い向けに日記を書いたりしていた。でもいまだに文章を書くのが楽にならない。というか、今まで一度たりとも「楽に書けた」と思えたことがない。今だって、肩は凝ってきたし、目はしぱしぱするし、おしっこ我慢してるし。あとこの行を書いてからちょっと気になって昔mixiに書いた日記を読み返してみたら黒歴史そのものでそれも辛いし。

 なんかもっと楽に書ける方法はないのか?それとも苦しみながら書くことが僕に課された宿業なのか?バナナはおかずに入りますか?愛は死にますか?なんて下らないこと言ってないでさっさと寝よう。