いつの間にか記事数が1000を超えていた。

 自分が現在ブログを三つに分けているのは、単純にブログごとの内容の統一性を高めるため。なのだが、同じことをやっている人を一度も見たことがないので、やっぱりやめた方がいいのかもしれないな、と最近になって考えている。はてなブログにエクスポート機能も搭載されたことだし。

 このブログは、寝ながらiPod touchでぽちぽち(実際の音は、スリスリ、なわけだが、気持ち的には、ぽちぽち、なのである)書けるくらいの気軽さで書くことにしている。そのような工夫もあってかどうか、気がついたらはてなダイアリーとはてなブログに投稿した記事の合計が1000を超えていた。今日ふと確認してみたら気づいた。

 数が多ければエライ、というわけではなく、むしろ、ブログを本格的に始めてからのここ四年間がいかにヒマだったか、という現実を突きつけられるという哀しさも少々ありつつ。

 自分が書いてきた中で見つけた、続けるコツ、のようなものがあるとしたら、それは自分の等身大を超え過ぎたものを書かない、ということではないかと思う。

 文章を書くとき、どうしても人は他人の目を気にして、自分を自分以上のものに見せようとしてしまう。

 でも、そのようにして書かれた文章には、どうしてもある種の白々しさのようなものが刻み込まれてしまうことになる。

 鈍感な人は、その白々しさに気づかず、平気で投稿してしまえるのだろうけれど、僕の場合どーしてもその白々しさに耐えきれず、結果、全選択→消去という操作を行わねばならなくかる。そして更新間隔が空いてゆく。

 それを避けるために、常にカッコつけたくなる自分を抑えながら書くことを心がけている。実際に書かれたものが、カッコつけたものになっている可能性は十分にあるが、なぁに、自分自身がそのことに気づかなければそれでオッケーなのである。こーいう考え方をプラクティカルって言うんだっけ?

 とはいえこれはあくまでも自分の場合であって、ほんとうはブログというものは肩肘張って自分の知性をはるかにオーバーした難解なテーマに対してかじりつくようにして書くべきものなのかもしれない。でも僕はそんなことはしたくないし、今後する予定もない。っていうか出来ないと思う。

 広告を貼るようにしたのも書く意欲の向上に繋がっているのは間違いないが、単純にお金が欲しいから、というよりも、「この内容で書けばアノ広告が貼れるな」という発想を経由して記事の内容を組み立てられた、ということがよくあった。

 あと一度だけブコメ関係でプチ炎上をしたことがあったので、それ以来ブコメに一切ネガティヴなことを書かないようになった。これは精神衛生、という観点から見ても、タイヘンよろしいことだったのではないかと思う。