日曜日の日。

 スニーカーについた泥を落とす。自転車の手入れをする。アケステにグリスを塗る。日差しが暖かい。のどかな日曜日。のどかすぎる。のどかを満喫していい身分でもないんだけれど。

 自転車に乗って河川敷をさかのぼる。クロスバイクなのでけっこうスピードが出る。調子に乗って20キロ走る。帰り道、強い向かい風にあおられて、ひいこら言いながら帰宅。全然のどかじゃなかった。

 日課の筋トレも欠かさずやったので、すっかりくたびれた。こんなに肉体的にくたびれたのは久しぶりかもしれない。精神のほうは日々すり減らしてるんだけども。たまにはくたびれるのも悪くない。

 もっと自分にいろんな負荷をかけてみたい。そんで自分がどんな反応を示すのかを見てみたい。短い人生、やれることはいくらでもある。

 僕が死んだって誰も困らない。世の中はそういう風にできている。みのもんたや島田紳助がいなくなっても、テレビが終わったりはしなかった。それと同じことだ。残った人たちがなんとか穴を埋める。まして僕が抜けて空く穴なんて、たかがしれている。

 それでも僕の身体は依然として生きようとしている。それを止めるべき理由は今のところ見つからない。それだけでも生きる理由には充分なのだろう。たぶん。今のところは。

 などとカッコつけたことを書いていたら小腹が空いてきたのでチキンラーメンを作って貪る。わびしい日曜日である。2兆円降ってこないかなぁ。