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 星。スター。ぶっちゃけて言うと、眠くて複雑なものを書くのがメンドーだった。しかしこんな簡単な図形でもキレイに書くのは難しく、だいぶ歪んでいる。

 星について書くことがなにかあっただろうか。


 中学生の頃、親に本を買ってやると言われた。特に欲しいのが無かったので「星新一なんかどうだ」と言われるがままに買ってもらって読んだ。新潮文庫の「ノックの音が」。全ての短編が「ノックの音がした」の一文から始まる本。面白かった。

 それから高校くらいまで、星新一の新潮文庫を8割ほど買い集めて読んだ。しかし全て買い集めるには至らなかった。本屋に行ってもどれを持っていてどれを持っていないかがわからないし、メモするのも面倒だし、そもそも実際に立ち読みしても読んだか読んでないかわからないものを読むことにどれほどの意味があるのかという疑問を抱くようになってしまった。

 そんな星新一が、僕が読書を始めるキッカケだった、と言うことができれば話はキレイに収まるのかもしれないが、事実はそうではない。僕が能動的に読書をするようになったのは大学に入ってからだ。

 ゆえに僕にとっての星新一は、「子どもの頃に読んでいた本」というポジションに収まっている。良くも悪くも。そういう人は結構多いんじゃないかと思う。

 だからと言って別に下に見ているとかそういうわけじゃないんだけど、一時的に何かに対する熱が高まって、その後平熱に戻ると、なんとなくそれに対して居心地が悪い感じになるのは僕だけだろうか。


 他に星について思い浮かぶことといえば、断片的なことばかりである。

 最後にプラネタリウムに行ったのはいつだっただろうか。Twitterの星がハートに変わったのはなぜなのか。スーパーマリオワールドのスターロードにはなんとも言えないときめきを感じた。涙がキラリ☆。

 今現在自分やみんなが生活しているこの地球も定義上は星なわけであるが、星に住んでいるという実感が無い。やはり星は空で輝いているものというイメージが強い。