リソース?なにそれくえんの?

 自由に書きたいことを書く、というのが一番難しい。
 テーマが決まっていた方が書きやすい。読む人が想定出来ているともっといい。
 だからブログを書くのは難しいのだよなぁ。などと嘆く私。私、インザスカイ。
 何を書こう。
 頑張りたいな、と思う。何を頑張ろうかな、と悩む。悩む時点で何かが足りない気がする。
 一昨年は、地震の余波でなんとなく浮き足立っていた。去年は、MacBook Airを買って、そのことをブログに書いたりして、色々と浮き足立っていた。今年の今までは、わりと格ゲーばかりやっていた。おかげで結構上達した。
 そろそろ、別のことを頑張りたい。じゃあ何を?
 ゲームをやっていても何にもならない?それとも、頑張ったことは無駄にならない?どっちなんだろう。多分、どっちでもあるうる。というか、一般論で言うことは出来ないのだろう。
 相変わらずブログを書くのは楽しい。でも、それでいいのかという気もしている。なんだかんだと書くことを中心に生きているが、もうそろそろそこを変えてみるタイミングなのかもしれない。そうでもないのかもしれない。
 大体、本を読めていない。本を読みたいと思わない。いや、どっちも違うな。
 結局、面白い、と思う本しか読めないんじゃないか、という疑念を持ち始めている。
 と言うと、当たり前のことかもしれないが、なんて説明すればいいのか難しい。
 新しい本に出会って感動する、ということが、昔ほど多くなくなっている。
 既に知っている作者の新刊本くらいしか、読まなくなっている。
 と、書いてみると、それって要するに、年取ったってことじゃねぇの?という気がしてくる。
 感動が薄れてきている。感受性が落ちてきている。人生に飽きている。
 嫌だなぁ。嫌やねぇ。ほんまに。
 感性が鈍っているとしたら、その原因は、本当に老化だろうか、と考えて、ちょっと微妙に引っかかった。
 どうも思い当たるフシがあるのである。
 ゲームのやり過ぎ、というか格ゲーのやりすぎではなかろうか。
 いや、ゲームや格ゲーそのものが悪いのではない。問題は熱中しすぎていたという点にある。
 なにしろ、一時期は道を歩いているときでも、脳内でゲームの対戦をしていた、というか勝手に対戦が繰り広げられていた。いわゆる脳内トレモというやつである。
 その結果、他のこと、例えば本を読んだり、こういう文章を書いたりすることがおざなりになっていたような気がする。
 感受性も鈍るわけだ。
 ゲームの恐ろしいところは、やればやるほどスコアなりレベルなりが上がっていくところにある。
 格ゲーのような対戦型ゲームも、ある程度その仕組みは同じだと思う。
 すなわち、やればやるほど上達する。
 この場合の「やればやるほど」は、ただ時間を浪費すればいいというだけのものではない。
 時に練習方法を工夫し、時にデータを自力で探し、時に他人に情報を聞き出したりと、様々な方面での努力が求められる。
 要するに、ただ時間をかければレベルが上がっていくドラクエ式のゲームよりも、格ゲーのような対戦ゲームでは、より高度で複雑な人間的リソースを注ぎ込む必要があるわけだ。
 かくいう自分は、ハッキリ言ってそこまでの努力はしていない。ただ一日二〜三時間、練習とネット対戦をしているだけである。
 でも、一般的な感覚だと、一日二〜三時間でも十分長いようにも思う。
 かの有名なプロゲーマー「ウメハラ」のプレイ時間は、プロになってからは一日五時間程度らしい。
 つまり僕はプロの半分ほどゲームをプレイしていることになる。
 長い。十分に長い。
 いや、長いこと自体は問題ではない。問題は、その長さに見合ったものを得られているか、という部分にある。
 微妙である。
 確かに格ゲーは楽しい。自分の上達を確実に感じられる、という経験は、日常生活ではなかなか得難い。
 しかし、その代償として、本が読めなくなっている、文章が書けなくなっている、のかもしれない。
 それってアリなんだろうか。
 そもそも僕はゲームが上手い方はないし、自分で勝負事に向いているとも思えない。格ゲーをやっている理由は、ほぼ「上達する喜びを得たいから」に尽きると思う。
 翻って、文章を書くという行為は、そうそう簡単に上達を実感出来るものではない。
 と、今までは思っていた。
 しかし今、実感として、読んだり書いたりがわりとダメになっている。
 どちらかを選択するべきなのかもしれない。両方やっていたら、どちらも中途半端になってしまう。
 逆に、どちらも均等に進めていくべき、という考え方もあるかもしれない。片方が、もう片方の助けになるかもしれない。
 さらには、最初の方に書いた通り、どっちもやめて完全に新しいことをやるべきなのかもしれない。ブログなんかやめて。アケステなんか捨てて。
 その辺のことを考えてしばらくやっていこうかな。
 あ、この記事にオチとかは無いよ。なんせ日記だから。