部屋の掃除をした。

 部屋の掃除をした。いつも使っているデスクやスタンドライトを布巾で拭き、床に掃除機をかける。それだけでも部屋がすっきりする。心のどこかもすっきりする気がする。

 よく考えれば、小中高と、学校では毎日掃除をしていたわけで、大学に上がって以降の毎日掃除をしなくなった期間のほうが、人生における割合としては短い。

 当たり前の話だが、自分の部屋を掃除しても銭は一円も儲からない。しかもどんなにキレイに掃除をしても、放っておけばまたすぐに汚れてしまう。掃除には終わりがない。

 しかしだからといって掃除をしなければ、部屋の汚れはドンドン増大していく。ゴミ屋敷まっしぐら。

 掃除をする。キレイになる。汚れる。その繰り返し。不毛にも思えるが、それが人生、という感じもする。どんなに努力しても、現状維持が精一杯。でもどうせ生きるなら、なるべくキレイに生きたい。でもたまには汚く生きるのもいいかもしれない。みたいな。

 と、なんだかムダに人情話っぽくなってきたので寝る。おやすみなさい。