書かなきゃいけないことを書く。

きっとどこかにあるはずだ、という直感だけを頼りに、なにかを探し続けている。
でも、いまだに「なにか」とはなんなのかさえわからずにいる。
このまま一生、なにも見つからないままなのかもしれない。
せめて、それでもいい、と言い切れるような生き方をできたらいいな、と思う。

実はこれまでに三回ほど、匿名ダイアリーの方に書いた記事がバズったことがある。
バズる、っていう言い方はどのあたりから使っていいのだろうか?
たしかブクマ50越えが一回、20越えが二回くらいだったと思う。
いずれも、どうしても書きたいことがあるけれど、個人のブログで書くのは少々はばかられるような内容だ、というようなときに書いた記事だった。
正直言って大した内容では無かったが、いずれも「書きたいと思ったことが書けた」という感触があったのは確かだ。

僕は常々、「書くべきことは自分の内側から湧いてくるのではなく、どこか向こう側からやってくる」と感じている。止むを得ず使った匿名ダイアリーでバズるのも、そういう理由からなのかもしれない。
そういう記事を自分のブログでも書けたらいいな、とちょっと思うが、話はそう簡単ではないだろう。
匿名だからこそ書けるものは、匿名だからこそ読まれるのではないかと思う。
匿名という文脈で読み手の中に立ち上がる書き手の人格と、非匿名のそれとでは、おのずと差異が生じる。
うん、わざと難しい言い方をしてみた。
つまり、匿名と非匿名とでは、読み手に与える印象がだいぶ違う、という当たり前の話である。ペンネームで書かれた小説が、実は著者が有名人だと発覚した瞬間に売れまくる、みたいな。
だからつまり…なにを言おうとしたんだっけ?まぁいいや。

とにかく今年も、書きたいことを、というより、書かなきゃいけないこと、を書いていくようにしたいと思う。
たとえゲームの攻略とかマンガの感想みたいなライトな内容であっても、そこに僕の個人的な必然性、みたいなものがある記事を書いた方が、なにかとよろしいのではないかと思うのだ。