面白きこともある世を面白く。

 強い人間になることよりも、何かを上達することよりも、面白くすることのほうが大切だ。

 面白さは全ての原動力だ。面白くなければやる気は出ないし、人は集まらない。

 ここで言う面白さというのは「Fun」とか「Entertain」よりも「Interest」に近いと思う。

 興味がある。もっと知りたい。もっと関わりたい。そのように感じた時に、人間のパフォーマンスは最大化される。

 誰にだって興味や関心はあるのだから、それに従って生きられれば何も問題はないのかもしれない。

 でも世の中には興味・関心の自然な発露を妨げる色々なものがある。お金。人間関係。時間。ネットの罵詈雑言。

 そういうものは、邪魔だから全部取っ払ってしまった方が、より面白く生きられるんだろうか?

 そうじゃないと思う。そもそも邪魔なものを全部排除するなんて不可能だし、もしできたとしても、後に残るのはほんのわずかなものだけになってしまうだろう。

 邪魔なものを取り除くことよりも、邪魔なもの「込み」の世の中で、どのように面白く生きられるか、ということを考えるべきなのではないか。

 そうすれば、生きること自体が面白くなってくるのではないか。

 そんなことを考えた。「ウルトラストリートファイター4」をプレイしながら。

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