人生にはたくさんの選択肢がある。どれが正しくてどれが間違っているのかは誰にもわからないし、後からどれが正しかったかを確認することもできない。
じゃあ選択肢を選ぶことには何の意味もないのか。そんなことはないと思う。
人は与えられた選択肢の中から、自分が正しいと思うものを選ぶことができる。
もしその選択が、どこからどう見ても間違いだった、と感じたならば、次からは同じ間違いをしないように気をつけることもできる。
そうやって、自分にとっての「正しさ」を更新していくことなら、誰にでもできるだろう。
毎日正しさを更新していったからといって、最終的に絶対間違いを犯さないようになれるわけじゃない。いつまで経っても間違いばかり犯している自分にうんざりするかもしれない。
僕が思うのは、何もない人生よりも、正しいことをしようと思い続けて生きる人生のほうが、生きやすいんじゃないか、ということだけだ。
なるべく自分が正しいと思うことをしよう、と思うだけで、明日も生きていけそうな、そんな気がするのだ。