猫の捕まえ方。

半年ほど前に我が家にやってきた2匹の猫。オスの方がやってきた翌日に脱走事件を引き起こしたんだけど、今度はメスの方が脱走。
数日前に家族が洗濯物を干している一瞬の隙をついて掃き出し窓を滑り抜け、そのまま姿を消してしまったという。
それからほぼ毎日家の周辺で歩く姿を発見してはいたものの、捕獲には至らず。なんせ相手は猫なので、手でつかむことなど到底不可能。動物としての身体能力の差を見せつけられるだけに終わるのは目に見えている。
そして昨日、ようやく捕獲に成功。前回も僕が捕まえたのでこれで2回目。もはや猫捕獲のエキスパートといっても過言では無い。うん、言い過ぎ。

2回とも、

  1. 庭にエサを撒いて猫を待つ
  2. 庭に現れたらエサでおびきよせて窓から家に入らせる
  3. エサを食べている隙に自分は玄関を出て庭に回り込み後ろから近づく
  4. 猫、驚いて家の中に逃げる
  5. 僕、おもむろに窓を閉める

という手順で捕獲した。なのでたまたま我が家に庭に面した掃き出し窓があったおかげな面が大きい。

普通は逃げ出した猫を見つけたら追いかけてしまいがち。でも猫は警戒心が強く、まして今まで室内飼いだったのがいきなり外に飛び出してしまったらその警戒心はマックスになっている(と、猫情報サイトに書いてあった)。なるべく近づかず、むしろ離れた方がいい。

猫が現れたらエサを投げる。猫は動くものに反応するので、置いておくより効果がずっと高い。
エサはもちろん猫の好物がいい。オスの時は来たばかりでわからなかったので固形のエサを使ったが、今回は好物の焼き魚をちぎって投げたことで猛烈に食いついてくれた。

後ずさりしながらエサを投げて誘導し、家の中に入らせることができたら、あとは回り込んで窓を閉めるだけ。2人で捕まえるなら1人がエサをあげている間にもう1人が窓を閉めに行くといいと思う。

と、そんな感じで自分なりの猫の捕まえ方を書いてみたけど、より確実に捕まえたいなら専用の捕獲器を動物病院などで借りられるらしいのでそれを使った方がいい。うちは近所に野良猫が多いのでその方法は使わなかったけど。
そんなわけで無事我が家に戻ってきたメス猫。昨日は久しぶりの対面でオスとケンカしたりしていたけど、すっかり仲直りしたらしく今夜は2匹並んでベッドで眠っている。ほんとうによかった。
逃げ出したことも大いに問題なんだけど、実は2匹とも半年経ったのに全然飼い主に懐いてくれず、それもちょっと悩みどころになっている。でも今は無事戻ってきてくれただけでよしとしよう。

2匹の子猫。

実は2ヶ月ほど前から家族が貰ってきた2匹の子猫を飼っている。
家に来た直後に1匹が逃げ出す、というアクシデンツに見舞われたが、数日後に家の周りで発見、餌を撒いてちょっとずつ家の中までおびき寄せる、というマンガみたいな方法でどうにか捕獲に成功。捕獲成功の瞬間は人生の中でトップレベルの達成感がこみ上げてきたものである。ほんとうによかった。
しかしコイツラがまた全然人間に慣れていない。元野良猫なせいか、少し近寄っただけでサーッと逃げてしまう。そのくせ餌は欲しがる。困ったもんだ。
以前飼っていた猫は野良猫だったのにけっこう人間に慣れていた。大人だから落ち着いていたのか、それとも元々誰かに飼われていたのかはわからないけども。
今回、2回目にしてはじめて「甘えてこない猫」を飼い始めたことになる。正直ちょっと愛着は湧きにくいが、それでも猫は猫。仕草なんかはやはりキュートである。
Twitterなどで「元野良猫なのに今はこんなに懐いてる」系の動画をたまに見かける。ウチの猫もあんな風になってくれたらいいのに、と思う。でも世の中には一生懐かない猫もいるらしく不安。まだ子猫だから大丈夫だとは思うんだけど。

面白いことをやって、それを面白く出力することが出来れば、それが一番いい。
でも自分が面白いと思うものを他の人が面白いと思うとは限らない。という問題その1。
かといって他の人が面白がりそうなことをやっても、自分が嫌々やっていると結局面白いものが作れない。問題その2。
多分、自分が面白いと思っているもので他人を力づくに面白がらせるくらいのパワーが必要なのだろう。どうも自分にそれがあるとは思えないけども。
とりあえずしばらくはもうちょっとわがままにやってみようかな、と思う。自分が面白くないと自分が潰れそうなので。

いなくなった猫。

 突然だが、今年の8月ごろに我が家にやってきた猫はもういなくなってしまった。その理由はあえて書かないことにする。

 今まで当たり前のようにそこにいたものがいなくなってしまうのは、とてもとてもさびしくせつない。

 もう服や布団を汚されることもないし、夜中に突然お腹の上に乗られてびっくりすることもない。もう二度と。

 それはことばでは言い表せない悲しみだ。そんなことはわかってた。

 でも実際にやってくる悲しみは、想像上のものとは違う。いわば質量と体積を持った悲しみだった。

 可愛げのない雄猫だった。おっさんみたいなヤツだった。じゃれたり遊んだりすることは知らないようだった。

 それでも、餌や暖を求めてやってくる彼を見ると、守ってやらなきゃいけないと思えた。

 そして彼はもういない。その事実は、決して揺らぐことはない。

 せめて彼が、ここではないどこかで、いつまでもいつまでも、ごはんを食べたり、眠ったり、いろいろなものの匂いをかいだり、雌猫を追いかけ回したり、そんな風に自由闊達に暮らしていけることを、願いたいと思う。祈りたいと思う。

 そしていつかどこかでまた彼に出会えたら、ありがとう、と言いたい。その日まで、少しでもまっとうに生きていきたい。

猫、アンド猫

 野良猫だった猫はすっかり我が家に居着き、小さな窓から自由に出入りするようになった。でも大抵は家にいる。

 首元の傷は当初の3分の1ほどまで小さくなった。きっともうすぐ治るだろう。

 しかし最近は鼻の調子が悪いらしく、いつも鼻水を出している。

 しかも厄介なことにところかまわず鼻水を飛ばすので、家の中が汚れまくり。毛布、ガビガビ。しかしそれでも憎めないのが猫。おそろしいですね。ええ。

 鼻が利かないせいか食欲もあまりないようで、少し痩せてしまった。今は病院でもらった薬をエサに混ぜている。

 ものすごく人に慣れた猫なので、元々は飼い猫だったのが、病気がちになったせいで捨てられてしまったんだろうか。

 でも猫は何も言わず、今日も寝ている僕の体の上に乗ってくる。そしてまたクシャミをする。

 傷つきやすいものは大切に扱わなくちゃいけない。そしてそれは時にものすごく難しい。

 自分にできることは限られている。そもそも何かをする理由も、いつまでもあいまいなままだ。

 それでもできることといえば、前に進むこと。後ろに下がること。脇道を通ること。立ち止まること。そんなようなシンプルなことしかないのかもしれない。猫のことを思うと、そんな風に考えてしまう。

引き続き猫。

 相変わらず猫の話。

 すっかり我が家に居着いた猫。しかし出かけるときは出かける。半家猫状態。大抵夜には帰ってくる。明け方に出ていくことが多い。

 そして今。ベッドで仰向けに寝た僕の胸の上に乗っている。すっかり人のことをベッドだと見なしている。にくいやつである。

 しかしどうも体調が万全という感じではない。目やにや鼻水が出る。たまに鼻血も出す。胸の上からくしゃみ攻撃してくるので大変。

 そんな体調だというのに雨の中でも構わず出かけてしまう。これでは治るものも治らない。まったく。

 首元の傷口も少しずつ治ってはいるがまだまだ完治には遠そう。早く元気になって欲しい。

 エサも選り好みする。肉や魚なら確実に食べるが、フレーク状のいわゆるカリカリは食べたり食べなかったり。安い缶詰には一切口をつけない。とんだ贅沢ヤローである。

 わがままで気まぐれ。でも可愛いから許してしまう。そしてモフモフ。そんな魔性。それが猫。何千年も昔からペットとして生き残れた理由がよくわかる。

 また僕の上でくしゃみをした。鼻水が飛んでくる。でも許す。なぜなら猫だから。そんな夜が更けていく。


 

 2ヶ月ほど前、庭に野良猫がやってきたのを家族が見つけた。

 ケガか病気かわからないが、首元の毛皮がはがれたようになっていて、とても痛々しい。

 エサや水をあげると、ほぼ毎日庭にやってくるようになった。人に慣れているので元々は飼い猫だったのかもしれない。病院にも連れて行き、塗り薬をもらった。

 日々触れ合ううちに、どんどん僕や家族に慣れてきた。頭をこすりつけてきたり、膝の上に乗ってくるようになった。

 やがて家に入れるようになった。最初は戸惑っていたが、一通り家の中を見て回ると危険がないことがわかったようで、すぐにリラックスし始めた。

 そして今では同じベットで寝るようになった。っていうか寝てる。これを書いてる今現在、僕のふくらはぎに前足を置いて座り込んで寝息を立てている。

 
 元々猫好きだったが、実際の猫と触れ合ったことはあまり無かった。そして今。こうして現実の猫と触れ合っている。

 夢のようである。ふわふわしている。あったかい。甘えてくる。エサや水をせがむ。撫でるとお腹を見せる。肉球がある。なんだか香ばしいにおいがする。

 どうやらそこそこ歳をとっているらしく、あまり動き回らないのが予想と違っていたが、そんなのはささいなことだ。そこに猫がいるだけで十分以上だ。

 外に出たがる時もある。1日帰ってこないこともある。そんな時は寂しい。真っ当に寂しい。

 果たしてこれからもこの家にいてくれるのか。それとも来た時のようにふらっと何処かへ行ってしまうのか。それは猫次第だろう。

 傷の方は少しずつ治ってきているようだ。完治したら一度本気でじゃれあってみたいものである。それも猫の気分次第だろうけども。