2022年9月18日

激しい雨が降ったり止んだり。


習慣的に目を休める時間を設けたほうがいいんじゃないか、と思ったけれど、それって要するに睡眠時間を確保すればいいだけなんだよね。できりゃ苦労しないっつう。


昔の文学作品は現代のポリコレ基準から言えば目も当てられないようなものばかり。
それが問題にならないのは単に昔の作品だから。
現役の作家の過去の作品がなんらかの形で槍玉に挙げられる可能性は無くはない。例えば仮に村上春樹がノーベル賞を取ったら。
でもまぁ多分無いだろう。文学に影響力が無いから、というより文学はホットでインスタントなものではなく、もっと遅効性の毒みたいなものだから。長くてよくわかんないから。
現役の作家の最新作が問題にならないのは、ポリコレ基準に則っているから。
というより、ポリコレに限らずその時代に主流の考え方や言葉の使い方とは違うオルタナティブなものを提示し、考え方や言葉遣いを拡張するのが良い文学である。
つまり文学はもとより(かなり広い意味で)反社会的なもの。
反社会的なものをそのまま提示しても普通は受け入れられない。反発されるか、よくわからないものとして無視されるか。
そこをどうにかして受け入れられるようにするのが作家の腕の見せ所。
つまり「社会からの検閲」の目をかいくぐりながら作品を書くのが文学者であって、それは昨今流行りのポリコレに限ったことではない。今に始まったことではないのである。
という文学談義をなぜ急にぶちたくなったのかはわからない。